my lips are sealed

tamavskyのB面

無題

いやはやなんだったのかよくわからないが苦しかったこの数日間。

気圧?

季節の変わり目、温度差?

毎日頭がぼーっとして、コーヒーを飲んでも眠くて、仕事も全然集中できず。読書も進まず。

週末にかけてが特にひどく、頭が割れそうに痛くて食欲もなかった。

酔い止めでなんとか身体を軽くして、少し動いてはまた寝ての繰り返し。3日くらい風呂に入れなかった。

ごはんも作れず、久々にデリバリーなんか使った。

スタジオも一回休んだ。最近休みがちで申し訳ない。

そういうときに限って同居人の仕事とプライベートが忙しく家に帰ってこず頼れない。

一人で生きていけるようにならないと、と思うけれどかなり厳しい。

 

昨日はなんとかスタジオに行って、でも帰ったら全く動けず。同居人に天ぷらうどんを作ってもらった。

バンドメンバーにドーナツとクッキーを貰って帰ってきたので食後に食べたら、胃腸がいかれて夜通し吐いた。申し訳ない。お腹も下した。油分の取りすぎだろう。

 

2時間くらいしか眠れなかったけど、出社したら気持ちがシャキッとして今日はわりあいしっかりと働けた。

 

今晩は豚肉の豆苗巻き(豆苗の豚肉巻き?)、あさりとエビの白ワイン蒸しを作った。

やっぱり脂質が多いかもと反省して胃薬を飲んでおいた。ヨーグルトも買ったから明日食べよう。

 

見た目もよく美味しそうなご飯ができてからちょっとしたことで最悪な気持ちに。ひきずったままでもメシは美味い。あさりに偽の海水をひたして砂を吐き出させて生きたまま酒で蒸して焼いて、そんなもの食べてるんだから、美味しく食べられなかったらもっと落ち込んでいるところだった。

 

イライラしてタバコばかり吸ってしまう。誰もが自分を大切にしたいのに。

 

レシートを正方形に割いて4サイズの折り鶴ができた。オリンピックが絶対に開催されませんようにという祈りの鶴です。

 

 

君は大学堂を知っているか

先日晩ご飯を食べ終わったあと、同居人がアイスが食べたいと言い出した。最寄りコンビニまで徒歩10分かかる我が家。アイスを買いに行くのにも一苦労する。

そこで突然思い出した、大学堂の存在。

でも名古屋出身の同居人は大学堂を知らない。

 

大学堂♪ 大学堂♪ と、のどかな歌ともにやってくるアイスクリームとホットドッグの移動販売車。

アイスクリーム、アイスクリーム、アイスクリームだよ〜

ホーットドッグ、ホーットドッグ、ホーットドッグもありありあります

 

東京の江東区江戸川区あたりに出没していたらしいので、そのあたりが地元の方ならご存知かもしれない。私の実家は千葉県の市川市だったがそのあたりにもよく来ていた。

2017年でお店はたたまれてしまったらしい。

 

あの黄色いトラックからアイスを買ったことがある気がするが、ずっと昔のことだからさすがに味は覚えていない。でも美味しかったと思う。美味しくなかったら多分許されていないだろう音量で来ていたから。

 

トラックやアイスのカップに書いてある、うさぎのキャラクターがかわいかったな。ピンク色の、指をなめている、おなかっていうよりこばらを空かせていそうな、甘えんぼのこどもみたいなうさぎ。切なくなる。あのうさぎが大人になって、ホットドッグもアイスも自分でつくれるようになっているところを想像する。

晴れの休日 日記

家事、手続き、いろいろやろうと思っていたけれど起きたら14時で全てを諦める。

とりあえず「ことばと」の新刊がほしいのでTwitterで入荷情報を調べる。下北沢にあれば一番よいのだが確実な情報見つからず。吉祥寺の百年と防波堤にはあるらしい。ということで吉祥寺へ。ついでに映画も観てやろうと2時間後のアップリンク吉祥寺、「パーム・スプリングス」のチケットを買う。


吉祥寺着。百年定休。防波堤へ。ことばと、あった。夢見るようなくちびるに〜色をつけてみるんだ〜。(お会計中に流れてきた)


パーム・スプリングスは星2.5くらいのどうってことないSFラブコメディだった。こういう映画でヒロインがくたびれてダウナーな感じなのいいなー。このまま帰って家の近くのレストランへ行ってもよかったけど、なんとなく物足りず50分後のJUNK HEADのチケットを買う。


一旦駅前にタバコを吸いに行って映画館に戻る。本を読みながら開場までの時間をつぶす。なんか喉が乾いた。開場。映画のチケットをはさんで、本を閉じる前に座席番号チェック、B5、本を閉じてかばんにしまう。

立ち上がったら焦燥感でうまく歩けない、これは飲み物が必要だ、いやな出費〜コンビニで水道代を払ってきたときにお茶を買って飲めばよかった、と思いながらコンセッションまでの数メートルをなんとか歩いてメニュー確認。カモミールティーとか、不安に効きそうだしと思ってきいてみるとホットしかなかった。アイスティーを頼む。

未だにこういうことがあるけど、ヘルプマーク、失くしてから貰ってきていない。ヘルプな事態、結構多いけど。

ヘルプ!


気分が落ち着いたと思ったら頭が痛くなってあまり集中できなかったけどJUNK HEADはすごい映画だった。怪物に追いかけられるシーンが多くてハラハラする。エンドロールがほぼほぼ監督の名前。本当に少ない人数で時間をかけてやってきたんだな。劇中気の遠くなるような風景が続くけれども、その外側にはもっと。

劇場に撮影に使われたと思われるフィギュアたちが並んでいた。

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あ〜なんだか圧倒されちゃってパームスプリングスの記憶、ほとんどなくなっちゃったな……。


駅に着く頃にはもうスーパーもギリギリ開いてるくらいだろうしごはん適当でいいかーと思ってしまう。同居人が帰ってくる日は絶対作るのにね? セルフネグレクトしがち。実は風呂も2日くらい入っていない、テヘペロ……

雨の休日 日記

今日は何も予定のない休日だった。

 

くまざわ書店でことばとの新刊を探したけれど在庫がなかったので、明日スタジオがてらどこかの本屋で買うことにする。

代わりに植本一子さんの『降伏の記録』『台風一過』購入。『かなわない』を読んで彼女の本は全部買おうと思った。時系列的に『家族最後の日』が抜けているので近々買う。

 

マツキヨでトラベルミン購入。最近、低気圧がやってくるとめまいがひどくなるようになって、効くというのでお守りがわりに。今日は雨だけれどけっこう動けている。代わりに彼氏がぶっ倒れている。めまいではないらしい。調子が悪い、気が遠くなる感じ、と言っていて、薬でどうこうできる感じではないらしい。


図書館の利用登録をした。

最寄り駅のショッピングモールの2階にあり、存在は知りながら今日初めて訪れた。

子供からおじいさんまで、いろいろな人がいた。受付のスタッフがとても丁寧で感じがよく、手際もよく気持ちよかった。

今村夏子の本を2冊借りた。

 


リビングの花瓶がほぼ空になっていたので花を買った。チューリップは可愛いけれど足が早くて悲しい。

白いガーベラ、グリーンベル、レースフラワー、バイモユリ、あともう一つは失念。ホワイトとグリーンのブーケ。ゴールドスティックは2週間前から姿が変わらないので続投。似たような色合いの既製のブーケはもっとかわいらしいものしかなく、野生味がほしくて、自分で選んだ。

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最近は大きめの観葉植物がほしい。できることなら家をジャングルみたいにしたい。


帰る途中に気が向いて、近所の評判の良いケーキ屋さんへ初めて寄った。雨にもかかわらず既に1/3くらいのケーキが売り切れていた。見るからに濃厚そうなチョコレートのケーキを2種類選んだ。

 

今日の晩ご飯は手羽元の白ワイン煮。

ペコロス(小玉ねぎ)はレシピ通り、アレンジでオリーブも一緒に煮込んだ。

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パプリカのピクルスも作った。美味しかったし彩りもよいので、常備菜としてたくさん作っておこう。

 

料理中にあっ!と思ってトイレに行ったらやっぱり生理。最悪だ。最初の出血から数時間経たないと生理痛は来ない。食後、早めのイブAを飲んでおく。

ケーキはとても美味しかった。1つ500円くらいするから、たまの贅沢として食べよう。

 

今日の買い物中、オープンカラーでチェック柄のかわいいパジャマがセールで安くなっていて、しかしメンズのSサイズしかなく、彼氏が着られるかどうかわからないまま(小さかったら私が着ればいいや)と買ってしまった。家に帰って、お風呂上がりに着てもらったらぴったりだった。むしろ余裕があるくらいだそう。「人生で初めてパジャマ着た〜」と喜んでいた。よかった。

 

明日は皐月賞、今日のひどい雨で重馬場だろう。桜花賞で少しだけ負けたので今回はなんとか。最近はゲームの影響で同年代の友人も競馬に興味を持っているようで楽しい。

全ての馬が無事に走りますように。

脳のすみっこ

たまに思い出すことたち

 

1. 新宿の日高屋のおじさん

大学1年生のときに初めてライブハウスでライブをしたが、コピバンだらけのしょうもないイベントだったのでメンバーも来てくれたサークルの友達も途中で興味をなくし、抜けて日高屋にごはんを食べに行った。お会計をして店を出る時、レジ近くのテーブルでおじさんがごはんを食べながらスマホでめちゃめちゃグラビアアイドルの写真を見ていた。

「あのおじさん、食欲と性欲を同時に満たしてたな……」

と19歳たちは苦笑して店を後にした。

あのおじさんを笑った私たちにもそろそろ、おじさんの気持ちがわかる、または、わかるかも、という瞬間が訪れているのではないか。

 

2. 早く大人になりたかった頃

ずっと早く成長したかった。7歳の頃は10歳が、10歳の頃は14歳が、14歳の頃は18歳が、18歳の頃には24歳がかっこよく見えた。

26歳になったが特に何も思わなくなった。

学校の体育の時間とか、宿題とか、友達がいない時期の休み時間とか、吹奏楽部とかが全部嫌いだった。成長すればそこから逃れられると思っていたし実際そうだった。

今はもう歳をとっても何からも逃げられないから、憧れる意味を失ったのかもしれない。

 

3. O先輩

高校の頃憧れていた先輩。1学年上で、抜群に頭が良くて、ギターもピアノもとんでもなく上手かった。皮肉屋なところがあってSNSの投稿が面白かった。失礼ながらみんなの人気者キャラとかではなかったが、そこがよかった。進学先は早稲田の政経学部だった。

最後に会ったのは先輩が大学に入ってまもない頃だったと思う。先輩の通学経路の途中に私の実家の最寄駅があったのでそこで降りてくれて、筋肉少女帯のアルバムを貸してくれた。『エリーゼのために』。

書いていて思い出したが多分赤本をくれたのだ。社会学部だか商学部だかの。CDはそのついでだ。(CDだけ借りるのに会うような感じでもなかったからそりゃそうだ。納得。)

お礼を言ってすぐ帰るつもりだったが、先輩は「いや、ちょっと話していこうよ」「久しぶりに話ができる人に会ったから」と言ったので、ホームのベンチで少し話してから先輩は電車に乗って帰った、と思う。あまり記憶がない。話した内容も覚えていない。

憧れの先輩が私を「話ができる人」「話したい人」と認識してくれていたのにびっくりしたし、本当に幸せな気持ちになって、舞い上がってしまった。

同時に、ああこの人は、どこへ行っても周りと上手くやっていくことが難しいんだ、孤高の人だな、でもちょっと寂しいのかもしれないなとも思った。

それを最後に先輩とは会っていない。

もしかしてこれ先輩では?というアカウントがTwitter上で人気を博していた時期もあったがそのアカウントも今はもうない。

エリーゼのために』、今も自宅の棚に並んでいる。もしまた会えるなら返したいけれど、先輩のことを思い出すアイテムが部屋から無くなるのは寂しい気がする。

WEBショップの商品写真を撮りました。

あ〜〜うれしい。

2月末に打ち合わせをして。商品を預かっては写真を撮って、加工して。はじめてロゴデザインをやってみて。サイトの背景も指定された雰囲気と色味で素材を設定して。

ようやく公開までこぎつけた!

 

3000utsuwa

https://3000utsuwa.base.ec

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これらの器たちの作者である私の友人・ヤスは、音楽も演劇も詩作も映像制作もやる、なんだかよくわからないけれど常に楽しげなことをやっている怪しげな人だ。さらに陶芸もやるのだ。大学で陶芸を学び、現在は陶芸教室の講師もやっている。どうでしょう、怪しげでしょう。実はヤスのおかげで大人になってからも友達がたくさんできたようなところがあり、とても感謝している。

 

話をWEBショップに戻すが、もちろん公開はゴールではなくスタートライン。たくさんの方に訪れていただき、購入していただけたらうれしい。

 

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この写真の中央の湯呑みだけは私物で、昨年私が引越した際に贈ってくれた。

撮影当時はこの湯呑みでニンジンの葉っぱを育てており、モリモリに伸びていて可愛かったので一緒に撮ってみたのだった。

 

素朴でやさしい色合いで、お皿は和食はもちろん洋菓子なんかにも合いそうだ。

いまのところ湯呑みが多いが、お茶だけでなくお酒を注ぐのにもいいと思う。おちょこがわりになりそうなサイズも、ロックグラスくらいのサイズもある。

 

すべて3000円というわかりやすい、かつ陶芸作品としてはお求め易い価格になっているのもセールスポイントだ。サイト名がこれなのでこの先も価格設定は変わらないと思う。

 

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セット販売は今のところしていないのだけれども、同系統デザインで形違いの商品もいくつかあるので、ぜひ色々とみていってほしい。

 

何卒よろしくお願いいたします。

 

 

 

Everything Means Nothing to Me

1月に今年の抱負を書いて途中で下書き保存して、そのまま、3ヶ月が経っていた。あしたやろうも忘れてしまうほどのばかやろう。信じられない。

 

気候のせいなのか、それとは無関係な何かの周期なのか、恋人が夜勤で家に一人だからなのか(ホルモンバランスではないらしい、そろそろ排卵予定日、ハッピーな気分だと生理日予測アプリが言っている)、身体がだるく頭も重く、不安と焦燥、息苦しさ、動悸。本は読めるし少しなら音楽は聴けるから、鬱の程度としては軽めだと思う。しかしいつになく不安が強い。

帰ってきても、せっかく食材を揃えたのに料理をつくれなくて、恋人が仕事へ行く前に多めに作っていったスープと、ラップで巻いたご飯をチンして食べた。

 

こうなった原因はたくさんあるけどその一つはわかっている。昨日か一昨日から読み始めて今夢中になって読んでいる本だと思う。

 

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うまくいかない子育てに疲弊する様子もつらかったが、それとは別のもっと根深いな原因によって彼女は精神のバランスを崩してゆき、いよいよ引っ張られている。自覚している。引っ張られやすい性格をしている。そういえば数ヶ月前も、恋人が山田花子の漫画をめちゃめちゃ買ってくるのが本当に怖くて、読みさしがテーブルに置いてあっても上に郵便物を置いたりしてできるだけ目に入らないようにしていた。最近は本棚で大人しくしている。彼女から出てきた言葉は年々受け取るのがつらくなる。もうただの代弁者ではなくなって私を責めてくる。被害妄想、思い込みですけど。

 

無音の部屋にいると本当に気が狂いそうになったのでかろうじてElliott Smithをかけた。一番ぴたりと来る。泣きながら一番好きなBled Whiteを音源に合わせて歌う。少し気が紛れる。Everything Means Nothing to Meが流れてまた泣く。この曲のドラムが入るところが好きで、もっといい音で聴きたい、レコードが欲しい。この人は自死ではないんじゃないかと勝手に思っている。

 

Elliott Smithを流したままやっぱりやめられずに本を読み進めて、ふとなんとなく植本さんのツイッターを見てみたら昨日は石田さんのお誕生日だった。

 

一筋の光の話。『かなわない』には何度も柴田聡子さんが出てくる。文章の中でもずっと魅力的でキュート。大好き。こんなに大好きだと思えるミュージシャンが最近あんまりいなかったので、情熱が思っているよりも多く柴田聡子さんに向かっていて、ついに最近は書く曲も柴田聡子みたいと言われるようになってしまった。恥ずかしい。いつか何かの間違いでもいいから差し向かって話してみたいけどそうなったら本当に恋をしてしまうかもしれなくて、それは本意ではないのだ、なぜか。

 

残り100ページもない。なんでこんな気持ちになりながらもずっと読むのがやめられないのか。辛くて読めなくなる人もいると知っていて手を出したが、辛いのに読み続けなければならない本だとは思わなかった。

著者に自分を重ねすぎているのだと思う。私も彼女と同じようにとある存在にわだかまりを抱えたまま、体だけ自由になってしまったから。だからそういう人がどうなるのか、どうやって生きていくのか、気になって仕方ないのだと思う。

 

FRaUで連載しているバービーのエッセイの、出産や妊娠に前向きな気持ちになれた理由が綴られた回を読んで、だから生まれてから一度もそういう気持ちになったことがないのかと納得した。

 

もう精神的なことで自分も周りも煩わせたくないのに、数ヶ月ごとに結局そうなる。この先ずっとそうなってもよいようにしか暮らせないのかという無力感。ここ数ヶ月は特にそれを思う。