my lips are sealed

tamavskyのB面

リハビリテーション

 

juno.hatenadiary.jp

 

この日ぶりに、通勤ルートを通った。
用件は、復職に向けた人事との面談だ。

 

未だに体調は波があり、冷房と暑さとで自律神経がやられている。
ただ、この頃気が向いたら銭湯とサウナに行くようになって、その日はよく眠れる。
復職を考えるに至った大きな理由は三つ。

①復帰後のキャリアプランが見えてきた
②退職したらやろうと思っていたアルバイトが不採用だった
③お金がない


①復職後のキャリアプランが見えてきた
 休職して2か月が経過した頃、会社の先輩2名に連絡をとってみた。
 2人は開発系の部署に所属しており、新人研修などにも協力している。
 比較的残業が少なく顧客対応もほとんどないため、
 私のようにストレスから休職した社員の復帰先になりがちな部署である。
 個人的にはそのレールに乗るのは若干癪なところもあったのだが、
 勉強熱心な雰囲気や採用・教育にも携われること、
 私と技術的興味の範囲が似ている先輩がいることから
 できればこの部署でやり直したい、と考えるようになった。

②退職したらやろうと思っていたアルバイトが不採用だった
 実は休職中に気になるアルバイト募集を見つけて応募していた。
 そのお店はスタッフも店長さんもとても気さくで楽しく働けそうだと思っていたが
 残念ながら不採用となった。
 きちんと合否の連絡をしてくださった上にぜひまた遊びに来て、と言ってもらえた。

③お金がない
 最も大きな理由である。
 全財産が4000円になった瞬間があった。まず社会的死を覚悟した。
 傷病手当金は当該月が終ってから申請するため、支給が給与のようにはいかない。
 しかし給与支給日を軸にした家賃、光熱費、カードの支払い期限たち。
 そして2週間に1回の通院、処方薬。
 半ば衝動的に復帰プランを相談させてくれと人事に連絡をとってしまったが、
 人間、金銭的余裕がなくなると恐ろしいほどに悲観的になる。つまり加速する鬱。とても面談などできない。
 それで少し間が空いてしまったのだが、先日19日に面談を済ませてきた。


結果としては、今月末の通院で主治医に復職について相談し、しばらくは時差出勤、週5日未満の勤務を認めるということになった。
このとき初めて知ったのだが、たとえば週3日働くことにしたとして、休んだ週2日分は休職扱いとなって傷病手当金が支給されるらしい。いくらか安心した。

しかしこの日の夜、退勤時とほとんど同じルートで帰宅しようとしたところ電車でパニックに陥ってしまった。
ここへ来て不安要素が増えてしまったが、慣れるしかない。辛い記憶は上書きしてしまうしかない。
ということで、今日から週に3日程度のペースで、10時に会社の1駅手前にある無料のコワーキングスペースへ「出勤」し、書き物や読書をして過ごすことにした。ラッシュに巻き込まれぬよう、16時半には「退勤」する。

退勤中はできるだけ楽しいことを考えて好きな音楽をたくさん聴いていようと思う。