my lips are sealed

tamavskyのB面

主に友達の話

本日はレコーディング。

レコーディングはお客さんがおらず、絶えずジャッジの目しか向けられないので、集中力が保たず大の苦手だ。逆に、ライブは大好き。一回きりだから感情のままに演奏してよいし多少のミスも爆音の中なら紛れてくれる。何より観客がいるのがいい。音楽が好きで音楽を演奏しているかっこいい自分しかそこにはないので本当に気分がいい。思えば昔から目立ちたがりだった。成長するにつれ目立つ資格がない者(ルックスが世間一般にウケるものでない、コミュニケーション能力がない、そのカテゴリで一番優秀な者でない、などなど!)が目立っているのは格好悪いみたいな雰囲気になって、それに飲まれて暗い人間をやっていたが、本当に無駄な時間だったと思う。雰囲気を作り、雰囲気に流されてデカい顔をしている雰囲気人間たち、嫌だった〜。

いい話からネガティブな話に持っていく才能があるな。やめましょう。

あと私はライブではあまり緊張しない。これは普段から私の脳にドーパミンノルアドレナリンが足りていないので、観客に見られている一回きりの舞台という状況でそういったものがドバーーッと出てようやく平常心になるということらしい。

 

とはいえレコーディングはなかなか良いペースで自分のターンが終わり、後半はお菓子を食べたり、お菓子の箱についていたクオリティの低いペーパークラフトを作ったり、絵しりとりをしたり、本を読んだりしていた。

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私はよく、手持ち無沙汰で、紙とペンがあればすぐ絵しりとりをする。

相手の絵が上手くても下手でも面白くなるし、個人的には、相手が苦し紛れに文字を書いてしまうのがけっこう面白い。なくてもだいたいわかるのに、伝えようとする気持ち、優しさだなあと思って、丸〜い気持ちになる。

 

ギターのこんちゃんが今月末で福島の実家に帰るので、一緒にバンド活動をするのは最後だった。

短い期間しか一緒にバンドをやれなかったのが惜しい。とても良いギタリストだと思うし、話しているときの声がいいから、歌もいいだろう。自分のバンドもやっていると知っているのにそういえば聴いたことがなかった。明日聴いてみよう。

 

レコーディングは高田馬場のバズーカスタジオで行った。高田馬場は、早稲田のバンドサークルに入っていたから大学時代からよく通った。

駅前がどんどん変わっていく。サークルの飲み会で使った居酒屋もいくつか潰れていった。ずっと使っていたスタジオも昨年閉店した。それはさすがに悲しかった。あのスタジオで作った曲は数知れず、練習の音漏れを聞いたおじさんがいいバンドですねと声をかけてきたこともあった。スタジオなら音漏れしちゃだめなのだが……。

サークルのOBもよくそこに入っていて、ちょっと売れたバンドがいたりするとおっ、と思った。同期や先輩後輩もよく鉢合わせた。

 

サークルの同期ともっと意味もなく遊べばよかった。私は面白い人間ではないので、自分から誘わなければ大抵誘われない人だった。面白い奴と金のある奴と才能のある奴、そういう人は好かれた。私はそのどれでもないから仕方ない。

また暗いことを考えてしまった。

 

最近ずっと友達と遊びたい、話したいみたいな気持ちがある。というか友達が欲しい。最近はもう家、職場、スタジオにしか用がない。だから話す人も合計して10人もいないくらい。元々人を誘うのが苦手だが、飲みに行くのもお茶に行くのも憚られるこの頃は余計に友達を誘えない。

 

『降伏の記録』読了。植本さんは大切な友達がたくさんいてすごい。単純に羨ましいとも思うし、彼女にとって必要な人だから、皆も彼女との時間が大切だから友達なんだ、という感じが伝わってくる。うちわのくだりとか、私もちょっと泣いてしまった。

私はすぐに友達少ないとか、友達欲しいとか言う前に今いる友達を大切にしようと思う。実際誘ったら遊んでくれてその度に仲良くなれる友達、いっぱいいる。

 

 

帰ってAちゃんとビール飲んで、元気が出てきたので夜道でスケボー練習した。Aちゃんは運動神経がいいからすぐに乗りこなす。色々アドバイスをもらって、スピードも出るようになったしプッシュもコツを掴んできた。体幹鍛えたい。そんなに練習できていないが、さすがにやる度に進歩があるのでスケボー、楽しい。

どうやら女性多めのクルーがこのへんにいるらしいから、出会ったら声をかけてみたい……。教えてほしいし、何より練習場所が知りたい。

 

明日は久しぶりに2人揃ってお休み。衣替えする。この夏もTシャツたくさん着る。Tシャツ作りたい。