my lips are sealed

tamavskyのB面

Let's get physical / Vamos a lo físico

最近スペイン語を勉強している。

実は完全な初心者ではなく、大学の第二外国語で履修していた。でも今はもうほとんどの単語を忘れてしまっていて、単語帳、参考書、ドリル、ミニ辞書を買って一から学び直している。メンタルヘルス的によくない余計なことを考える暇があったら勉強しようという気持ちで一式揃えた。どうせいつもの衝動的な行動だし、気分転換でしかない。でも好きなメキシコのバンドの歌詞が少しわかってきたのは楽しいし、オモコロチャンネルで2年前くらいに上がっていた、スペイン語のレシピを意味がわからないなりに想像で作ってみる回もだいぶ理解できるようになっていて嬉しかった。食べ物の単語ばかり覚えてしまうから……。

同音異義語を見つけると「ややこしい」より「ラッキー!」が勝つ。一つの単語で2つも意味を覚えられるのはお得な気がする。たとえば、estaciónには「駅」という意味もあるし「季節」という意味もある。駅と季節が同じって、なんだか詩的でいいなと思う。今はまだ春の駅を出てまもない頃だろうか。

 

駅までの道の途中で川を渡るのだが、中洲や土手に生える草が緑色になってきた。家から見える丘の上の公園も、ここ数週間で一気に芝生が青くなった。もう少し暖かくなったら、お弁当でも持ってピクニックしたいな。

 

先日仕事で京都へ行った。ちょうど桜が満開のころで、天気もよく、歩いているだけでとても気持ちよかった。

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今の仕事の内容にそこまで不満はないし、かなり自由にやらせてもらっていると思うが、オフィスや家でPCと睨めっこしている間に気持ちの良い季節が去っていくのが悲しい。太陽の暖かさを感じたり鳥の声を聞いたり、川の流れる音や土の匂いを感じたり、飛んでいる虫の種類が変わっていくことを発見したり、そういうチャンスを逃し続けて何年も経っていくのは、生き物としての感覚が鈍っていく気がして嫌だ。これが続くとごはんも美味しくなくなる気がする。野性を取り戻していきたい。