my lips are sealed

tamavskyのB面

なんで自分がここにいるのかよくわからなくなってきた。なんでこんな変な名前で変な顔なのか。なんでここにこの人と住んでこの仕事をしてこの音楽を聴いててこのバンドをやってて週末に練習に行くことになってるのかなんで今ベランダでタバコ吸ってるのか、なんでこの銘柄なのか、なんで明日やらなきゃいけないことがあるのかなんでこの服を着てこの髪色でこの姿で生存してるのか、この人と友達なのか、今日何食べたのか、何がしたくて何がしたくないのか、何に満足して何にしていないのか、なんでこんなに部屋が散らかっているのか、なんで風呂に入らないのか、なんで毎日スペイン語で日にちと曜日をつぶやいているのか、何がなんだかもうわからない。何もわからなくなりたいのに何もかもが目の前にあって、意味とか由来がある、なんだかとても簡単なことのような気がするし、同時に難解なような気がする。なんで愛されている人ばかりすぐ死んでしまったり病気になったりしてしまうんだろうか。なんでありもしないものを信じている人がたくさんいるのか、何もわからないが、わかるときはずっとこないのだろうと思う。すれ違う人には優しくできるのに、自分のすぐそばの人や自分を全然大切にできないのはなんでなのか。辛いことばっかりだった気もするし、楽しいことしかなかった気もする。楽しいってなんだっけ?全部嘘だったかもしれない。頭の中のある成分が血液にたくさんあるだけで、それは本当に楽しいってことなんだろうか。逆に、ある成分が足りないだけですごく足りない気持ちになるけど、それは本当に悲しみなんだろうか?